秋でも春でも小さくて動かない潮廻りというものがある。

そういった潮廻りは敬遠しがちなのだが、実はタイリクスズキのモンスター級を狙うのはそういった潮廻り。あの身体を見れば分かるかと思うが、
元々流速の弱い広大な河川や海で育つタイリクスズキは速い流速が苦手で、潮が良く動く日は橋脚の裏やベントしたエリア、流れの無い岸際の
シャローへ退避している事が多い。それらも小さい潮廻りでは広範囲に動き出し、積極的にエサを追う。しかしもともと動きは鈍い為、捕食する方法と
エリアはほぼ決まっているのが現実だ。

流れを重視する生粋のシーバスアングラーはおそらく狙って釣る事が出来ない魚で、特にマルスズキのウェーディングゲームにおいて、釣れる要素を
押さえているベテランほど、この魚には出会えない。タイリクのモンスターは言わば止水の釣りと言っても良いかと思う。


もう随分と前だが、僕がmixiをやっていた頃にあるコミュニティを運営していた事がある。認証制でメンバーは僕を含めて当時8人ほど。
さっぷさんやサミット店長もメンバーに入っており、そこでは10キロオーバーとメーターオーバーだけを粛々とUPしていくという、今考えても何とも恐ろしい
閉鎖的なコミュニティだった。


今となっては運営者である僕自身がmixiを退会してしまったので、このコミュニティを閲覧できなくなってしまったのだが、退会する時にコミュニティの削除を忘れて
退会してしまったので、管理者不在という状況ながら、今もこのコミュニティは健在である。

ここでは118cm14.8kgがレコードだったが、あれから4〜5年が経過しているのでリリース後に生きて居れば、
今は120cmを裕に超えるスーパーモンスターへ成長しているはずだ。
 

 
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